税理士事務所と会社の経理で、あわせて15年以上、弥生会計を使ってきました。会社で使っていたのは、デスクトップ版の弥生会計 スタンダードです。

2026年にマネーフォワード クラウド会計へ乗り換えましたが、弥生会計にも良かったところがあります。この記事では、辞書登録とショートカット、Excelで作ったCSVの取り込みの3つをまとめます。

使い始めた頃は、ほかに選択肢があまりなかった

弥生会計を使い始めた頃は、会計ソフトにほかの選択肢があまりありませんでした。使い続けるうちに操作を覚え、速く入力できるようになりました。良かったところの多くは、この使い慣れた操作から来ています。

摘要と勘定科目を辞書に登録して、入力を短くできる

よく使う摘要と勘定科目は、辞書に登録していました。登録しておけば、毎回すべてを打ち込まずに入力できます。

ショートカットを覚えて、マウスを使わずに入力できる

ショートカットキーも覚えていたので、マウスを使わずに速く入力できました。辞書登録と合わせて、手入力の手間を減らせます。

Excelで作ったCSVを取り込み、1か月分の明細が30分から3分ほどに

手入力よりも時間を減らせたのが、CSVの取り込みです。弥生会計は、決まった形式で書いたCSVファイルを、仕訳日記帳から仕訳として取り込めます。このCSVを、Excelで作っていました。

明細を貼り付けると、取込形式の仕訳に並ぶシート

Excelには、次のような明細を貼り付けていました。

  • 販売管理ソフトの明細
  • 銀行の明細
  • クレジットカードの明細
  • Amazonビジネスのレポート

貼り付けた明細は、関数で弥生会計の取込形式に並べ替えます。

摘要から勘定科目と税区分を引く対応表

並べ替えとは別に、摘要と勘定科目・税区分を対応させるシートを作っていました。明細の摘要をXLOOKUP関数の完全一致でこの対応表から探し、勘定科目と税区分を入れます。

対応表にない摘要が出てきたら、対応表に追加します。追加した摘要は、次の月から自動で勘定科目と税区分が入ります。

  1. 1明細を Excel に貼り付ける
  2. 2XLOOKUP で対応表から勘定科目と税区分を入れる
  3. 3(人の確認)対応表にない摘要は、対応表に追加する
  4. 4関数で取込形式に並べ替え、CSV で保存
  5. 5弥生会計の仕訳日記帳からインポート
ExcelでCSVを作って取り込む流れ

1か月分の取り込みが、30分から3分ほどに

このやり方で、1か月分の銀行明細の取り込みは、手入力で30分ほどかかっていたのが3分ほどになりました。販売管理ソフトの1か月分も同じです。

仕訳の修正も、弥生会計のほうが速い

仕訳を修正するときの速さも、弥生会計のほうが上です。PCの中だけで動くので、画面の切り替えや読み込みを待つことがありません。詳しくは、マネーフォワードに乗り換えた記事に書きました。

マネーフォワードに移った今は、対応表の代わりに、APIで読んだ過去の仕訳に合わせて勘定科目を決めています。その仕組みは、Claude Codeとマネーフォワードで仕訳を登録する記事にまとめました。

弥生会計を使い続けたほうがいい会社

次のような会社は、クラウド会計に乗り換えず、弥生会計を使い続けたほうがいいと思います。

これから会計ソフトを選ぶ場合は、弥生会計の30日間の無料体験版で、辞書登録やCSVの取り込みを試してから決めるのが確実です。

おわりに

弥生会計は、使い慣れた操作とExcelとの組み合わせで、入力の手間を減らせる会計ソフトでした。

乗り換えた今は、ExcelとCSVで作った仕組みを、APIとAIで置き換えています。これからも、その変化をこのブログで書いていきます。