10年ほど前から、経理の仕事のためにExcelを独学してきました。始めた頃に使っていたのは簡単な関数と数式だけで、ショートカットもコピーと貼り付けしか知りませんでした。

覚えた順番は、ショートカット、Power Query、Pythonです。この記事では、それぞれを何で覚えたか、今どう使っているか、AIがある今でも覚えておいたほうがいいものをまとめます。

きっかけは、業務量が多く残業が続いていたこと

独学を始めたきっかけは、残業です。業務量が多く、どうすれば同じ仕事を短い時間で終えられるかを考えて、Excelを覚えることにしました。

最初に覚えたのはショートカット

最初に覚えたのは、ショートカットです。はじめはネットで検索して覚え、『脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック』も参考にしました。

今も毎日使っているショートカット

今もよく使っているのは、次のショートカットです。

キー操作
Ctrl+矢印キーデータの端のセルへ移動する
Ctrl+Shift+矢印キーデータの端まで範囲を選択する
Ctrl+PageUp/PageDown前のシート/次のシートへ移動する
Shift+Space行全体を選択する
Ctrl+Space列全体を選択する
Ctrl+Shift+=選択した行・列を挿入する
Ctrl+1セルの書式設定を開く
F2セルを編集する
Ctrl+A表全体、またはシート全体を選択する
Ctrl+D上のセルの内容をコピーする
Ctrl+Shift+1桁区切りの表示形式にする

※英字キーボードでの操作です。

次に覚えたPower Queryは、本1冊で

ショートカットの次に覚えたのが、Power Queryです。『Excelパワークエリ データ収集・整形を自由自在にする本』で覚えました。特定の章というより、本全体が実務に役立ちました。

Power Queryを経理の月次作業でどう使っているかは、Power Queryの記事にまとめました。

マクロではなくPythonを選び、Udemyの講座で覚えた

Power Queryの次は、マクロを覚えるつもりでした。ただ、同じ手間をかけるなら、Pythonのほうがいいと判断しました。

Pythonを選んだのは、Excelの外でも使えるからです。プログラミングそのものを覚えてみたかった、という理由もあります。

本も買いましたが、いちばん身についたのは、Udemyの講座「現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル」です。基礎から丁寧に教えてくれます。

Pythonを今の仕事で使っている場面

覚えたPythonは、今の仕事で次のように使っています。

  • CSVの加工
  • APIで会計ソフトに仕訳を登録するスクリプト
  • Webサイトからのデータの取得

仕訳を登録するスクリプトは、Claude Codeとマネーフォワードで仕訳を登録する記事で紹介した仕組みの一部です。

覚えた分だけ成果が出て、残業はなくなった

覚えたことを使うほど、同じ仕事を短い時間で終えられるようになりました。きっかけだった残業は、なくなりました。

AIがある今でも、ショートカットとPythonは覚えておいたほうがいい

AIが出てきた今、これから覚える人に同じ順番を勧めるかどうかは、わかりません。AIで、身につけるべきスキルも変わっていくと思います。

それでも、ショートカットとPythonは覚えておいたほうがいいと考えています。

  • ショートカット:PCの操作そのものが速くなる
  • Python:AIが書いたコードを読んで、何をしているかを確かめられる。文法が比較的シンプルで、初心者でも読みやすい

おわりに

Excelを覚えたのは、残業をなくすためでした。ショートカット、Power Query、Pythonと覚えるうちに、残業はなくなりました。

AIが出てきて、覚えるべきことは変わっていくと思います。何を覚え、何をAIに任せるかは、これからも試しながら書いていきます。